乾　雅宏　(一社)日本バルブ工業会　自動弁部会委員

「～ひょんなことからの気づき～」

2024年7月1日

　皆さまこんにちは。自動弁部会の委員としてお世話になっております、(株)光合金製作所の乾と申します。
　この度、当コーナー掲載の機会をいただきありがとうございます。
　読みにくい文章で大変恐縮ですが、何となくイメージしながらお読みいただければ、私がどのような人間か想像できるかと思います。

　突然ですが・・・
　皆さんは車にはねられたことはありますか？
　そう聞かれて「はい」と答えられる人は少ないですよね。
　そんな希少な経験をすることができたので、この場を借りまして皆さんにお伝えしたいと思います。

　ある夜の9時頃、コンビニでたばこセットを購入し、その前の交差点で信号待ちをしていました。
　信号が青に変わり、歩き出したら、前方から右折してくる車両に気付き「歩行者がいるんで止まるだろう・・・あれ？加速している？私に気付いていない？まずい、ひかれるか？　どうする、ジャンプして逃げるしかないか？」この間、実感で約3秒。
　ジャンプ！・・・ドン！「当たってしまった。地面が近づいてくる、頭ぶつけそう、受け身を・・・」ゴン・・・この間、約1秒。倒れた状態で「他の車にはねられないように歩道へ逃げなきゃ」歩道までなんとか歩いて退避、そこで仰向けになった。この間、約10秒。
　どうやら額を打ったらしく出血していたので、事故に気付いたコンビニ店員さんがタオルを持ってきてくれた。ぶつかった車の運転手も私に声をかけた後、直ぐに警察に連絡。この時、私は意外にも冷静で「コンビニに停めた自分の車、誰に移動を頼もうかな・・家と会社に連絡しなきゃ・・・」などを考えていました。
　暫くしてから警察が到着。直ぐに状況を聞かれ、出血をタオルで抑えたまま詳しく説明したところ「乾さんの言うとおりで間違いありません。コンビニの防犯カメラに全て映っていました。あなたに過失はありません」とのこと。その後、救急車で病院に搬送され、額を8針縫われ、左手首骨折の診断となりました。

　この経験で分かったのは
　1.　事故の瞬間は短時間でもいろいろなことが考えられること。
　2.　コンビニは買い物以外でも何かと便利だということ。
　3.　自分が思っているよりジャンプ力が弱いこと。
　でした。また、特に印象に残っていることなんですが、
　「事故の衝撃でライターもポイ捨てしてしまったことになるけど・・・悪用されないといいなぁ・・・」と病院で治療中、やけに気になっていました。

　現在はお陰さまで特に後遺症もなくすっかり回復しております。
　この経験を積んで最終的に何が言いたいかというと、
　「私は本質をとらえる力が欠落している」ということを自覚できたことでしょうか・・・？

　分かる人には分かっていただけるかと・・・。
　こんな私ですが今後ともよろしくお願いいたします。

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乾 雅宏 (一社)日本バルブ工業会 自動弁部会 委員

乾　雅宏　(一社)日本バルブ工業会　自動弁部会委員