Q1

カーボンニュートラルとは何ですか？　なぜカーボンニュートラル達成に向け取り組む必要があるのでしょうか？

回答（2024年7月22日更新）

　環境省によると、「カーボンニュートラル」は、「温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることを意味します」と定義され、「『排出量を全体としてゼロ』というのは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの『排出量』から、植林、森林管理などによる『吸収量』を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています」と説明されています。
　日本では2020年10月におこなわれた菅総理の所信表明演説において、「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする。脱炭素社会の実現を目指すことが宣言」されました。各国政府や企業などが、足並みを揃えてカーボンニュートラルを目指すのは、国や企業の社会的責任として温室効果ガス排出量を削減し気候変動による災害や損失を軽減するためであり、この活動に参画することにより国や企業の信頼性や価値の向上につながる問題であるからです。

【参考】
（1）「カーボンニュートラル」って何ですか？（前編）～いつ、誰が実現するの？　（資源エネルギー庁）
（2）「カーボンニュートラル」って何ですか？（後編）～なぜ日本は実現を目指しているの？　（資源エネルギー庁）
（3）カーボンニュートラルとは　#1～誰が、いつまでに、何をしなくてはならないのか～　（日本バルブ工業会）