Q18

ストックホルム条約(POPs条約)はバルブにも影響しますか?

回答(2023年2月22日更新)

 ストックホルム条約(POPs条約)は、環境中での残留性、生物蓄積性、長距離移動性が懸念される残留性有機汚染物質(POPs)の製造及び使用の禁止・制限、排出の削減、これらを含む廃棄物の適正な処理等を規定するものです。本条約を締結する加盟国は、条約を担保できるように各国内の諸法令で規制する必要があります。日本も加盟国であり、バルブ製品も例外ではありません。本条約の対象物質は、すでに製造・使用が制限されているものも多いと考えられますが、本条約の動向に留意し、定期的に対象物質含有の有無および使用可否を確認してください。

 特に、フッ素樹脂(PTFE等)やフッ素ゴム(FKM/FPM等)は、バルブにおいてもパッキン、ガスケット等のシール部材をはじめ広く使用されており、PFAS(ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)の規制強化により影響があるものと考えられます。上流の原料、成形メーカの動向にも留意してください。

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