自動弁部会「第18回若手半日ショップツアー」開催

2019年6月28日

6月27日(木)に自動弁部会主催「若手半日ショップツアー」を開催し、高圧ガス保安協会総合研究所を訪問しました。

このツアーは年3回程開催しており、バルブ業界若手の皆様へ他業界を含む様々な設備見学をする機会を設けております。知識向上や企業間交流ができる場に参加いただくことによって、少しでもバルブ業界の活性化になることを目的とし、普段このような機会があまりない若手の皆様には大変ご好評いただいております。

見学先

高圧ガス保安協会総合研究所

見学内容

エントランス展示、サイクル・破裂・材料試験室、油圧源室、ストレスラプチャー室、LPガス実験室、解析室

参加者数

19名

見学レポート　（株）ベン　滝村武

今回、若手半日ショップツアーとして高圧ガス保安協会総合研究所の見学会に参加させて頂きました。
見学を通して、破損した圧力容器や事故調査品の展示で実物を見ることができ、小型の圧力容器でも事故が起きれば大変な被害が起こる事を実感しました。また、適切な調査により原因を追究して改良することで、以後の事故が抑えられていた事が印象に残りました。
そして、数ある研究事業のうちLPガスの保安としてマイコンメータの進化や集中監視システムの開発、ガス用バルブについてご説明頂き、私たちが安全にガスを使えるようになった歴史も知る事ができました。
同研究所では独立した民間の第三者機関として、圧力容器に用いられるFRP(繊維強化プラスチック)系材料の物性研究や、高圧ガスの事故についての精密なシミュレーション等の研究活動も連綿と続けられており、その積み重ねが測定された材料物性の信用性向上や、合理的な安全基準策定の基礎になっているのだと感じました。今後も、このような機会がありましたら知見を得るためにも参加させて頂こうと考えております。