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環境関連情報

欧州WEEEとRoHS指令について

情報発信日:2003-12-25

欧州WEEEとRoHS指令とは

最近業界誌メディア等で目につくようになった「WEEE」と「RoHS」、これらは両方ともEU(欧州連合)における指令です。

WEEE指令は、Waste Electrical and Electronic Equipmentの略称で、「廃家電・電子機器指令」と訳されており、日本では昨年施行された家電リサイクル法に相当するものです。RoHS指令は、Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipmentの略称で、「家電製品への有害物質削減指令」と訳されており、日本では相当する規制はまだありません。廃掃法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)の特別管理一般廃棄物で一部の家電製品に含まれるPCB使用部品が規制されている程度です。

RoHS指令では、家電・電子機器の生産から処分までの過程において、鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、ポリ臭化ビフェニール、ポリ臭化ディフェニールの6物質の使用を制限しています。

日本での話題性

なぜ日本においてEU指令が話題になるのでしょうか?

2002年10月、欧州議会とEU連合理事会で指令草案の修正案が合意・決議され、焦点となっていたRoHS指令の実施時期は2006年7月1日となり、有害6物質の使用が禁止されることになりました。日本の家電や電子機器は輸出する比率が高く、多くの企業ではグリーン調達基準として、欧米諸国の基準を採用しています。したがって、家電や電子機器製造メーカーに関連する取引先企業では、納入先のグリーン調達基準が法規制同様の扱いとなり、その基になった欧米諸国の環境基準が事実上のデファクトスタンダード化するからです。

アメリカにおける規制

今のところ、EUに比べて対応が遅いようです。EPA(環境保護局)は、鉛と水銀をリサイクル物質に指定する方向ですが、それもなかなか進展していません。環境保護団体は同様の規制を要望していますが、産業界が反対しており、またアメリカでは連邦法と州法があり対応もまちまちです。

バルブ業界との関連性

家電および一般電子機器においては、ハンダに含まれる鉛が最も大きな問題になります。一般電子機器や家電製品においてもバルブが使われる場合は多々あります。一般電子機器という定義ですが、欧州指令をよく読むと、電気を使う工作機械などほとんどすべてが含まれることがわかります。また、電動アクチェータにより作動するバルブもこの規制の対象になると解釈されると思われますので大いに影響があり、従来のハンダを鉛フリーハンダに切替えるなどの対応が迫られそうです。

RoHS指令発効までのスケジュール

参考文献及び引用先

注意

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