ホーム > 当会について(組織概要) > 会長挨拶

当会について

会長挨拶

「日本ブランドの確立に向けて邁進」

平成27年5月

一般社団法人日本バルブ工業会

会長 中村 善典

日本バルブ工業会は昨年、創立60周年を迎えた、歴史ある団体です。中小企業から大企業まで、業種も水道、ガス、電力、原子力、造船、石油化学、建築設備のバルブ製造業や関連製品の製造販売業など、極めて多岐にわたります。流体制御に関連した事業を営む企業の集合体ですが、数々の異業種が集まった団体だと言っても過言ではありません。

それだけに、一つにまとまるには時間がかかることもありますが、今後、その多様性こそが日本バルブ工業会の強みになるのではないかと、最近つくづく感じています。

このような多様性の活用を図り、日本ブランドの確立に向けて邁進するのが、新会長に課せられた責務だと考えています。

会長としてこれから、特に以下の3つの分野に注力してまいります。

まず初めに、一般社団法人への移行の総仕上げを完了させます。

当工業会は平成25年4月、それまでの社団法人から一般社団法人に移行しましたが、来年度中に「公益目的支出計画」を完了させる予定です。「公益目的支出計画」の完了をもって、一般社団法人への移行が完了するわけで、今年度ならびに来年度の事業計画の達成は、工業会にとっての最重要課題であります。

第2に、「バルブ産業ビジョン」の総仕上げに取り組みます。

経済産業省の「素形材産業ビジョン」を受けて、日本バルブ工業会では平成19年3月、「バルブ産業ビジョン2007」を策定しました。

この中で、「10年後のあるべき姿」「アクションプラン」を明確化し、「日本ブランドの確立を目指す」という大方針が提示されました。

その後の経済情勢の変化などを受け、平成23年3月には「バルブ産業ビジョン 追補版」で平成23年度から25年度の3年間にわたる第2期計画を策定。さらに去年3月には、平成26年度から28年度の3年間にわたる第3期計画が示され、現在、その計画を推進中です。

「バルブ産業ビジョン2007」の策定から、あと2年で10年になります。さらに、第3期計画も平成28年度で終了します。2007年版の検証作業や新たな「バルブ産業ビジョン」策定に向けた検討作業を早急に開始したいと考えています。

第3に、日本のバルブ産業の魅力アップに取り組みます。

まず国内では、バルブ産業を若者から振り向かれる産業にして行かねばなりません。

われわれ日本のバルブ産業が直面する課題の1つに、技術の承継問題があります。少子高齢化が進展する今日、若者のものづくりへの関心が年々低下しているのが現状です。

そうした環境下で、若者にバルブ産業へ目を向けてもらうというのは容易なことではありません。事実、若手技術者の採用が思うようにいかないという中小の会員企業が少なくないのです。

こうした状況を何とか打開するため、会員各社の総力を結集し、打開策を推進していく考えです。

そして国外ですが、アジアをはじめ、新興国のインフラ投資が最近特に注目されています。こうしたインフラ向けに、日本のバルブ産業の製品が採用されるよう、業界を挙げてわれわれ日本ブランドの製品や技術を広めて行きたいと思います。

任期の中で、「日本ブランドの確立」を果たすのは困難を極めると思いますが、最低限、そのための基盤づくりは完了させたい所存です。

日本バルブ工業会が持つ多様性を最大限に活かし、会員相互の交流を一層強化して、これらの課題に会員企業の皆さんとともに取り組んで行きたいと考えています。